ペット供養の方法は?愛するペットに最善の供養を行いたい方へ
2021年1月3日
最愛のペットが亡くなった今、残されたご家族様には一体なにができるのでしょうか。
火葬をして、納骨をして…
なんとなくイメージはついても、果たしてそれがペットと飼い主であるご家族様にとって最善の方法であるのかは疑問が残りますよね。
幾度とない、大切なペットとの最期の時間。大切に過ごしたい、ちゃんと供養してあげたいと思うのは自然なこと。
ペットの死後にすぐできる供養から、法要に至るまで、愛するペットの最善の供養方法についてお話していきます。
目次
ペット供養でできることとは
ペットの供養は、亡くなったその後すぐから、行うことができます。現在では、ペット葬儀や火葬は、人間の葬儀・火葬などの流れとほぼ変わらないような内容で行うことが可能です。
亡くなってから、ペットにしてあげられる最善の供養の仕方とはどのようなものなのでしょうか。
亡くなって最初にできるペット供養
亡くなって最初にできる供養とは、なるべく早く身体のケアをしてあげることです。ペットは命が途絶えたあと、筋肉が機能しなくなり体液が漏れ出してしまうのです。体液で身体が濡れてしまう前に、ペットシートなどを敷いてあげましょう。
亡くなった大切なペットの身体が傷まないように、涼しい場所に移してタオルなどで身体を拭いて汚れを落としてあげます。腐敗してしまうのを少しでも遅らせるため、ドライアイスなど冷やしてあげるのも重要です。
あとは、鼻や口など体液が流れてくる場所に、綿やガーゼなどを詰めていきます。亡くなってすぐの行動が、きれいな状態で最期を見送るためにできる供養となるのです。
火葬によるペット供養
火葬を行うことも大切な供養の一つです。しっかりと最期のお別れをするために、ペット霊園などで火葬の前に、葬儀も行うこともできます。
その際、祭壇も設置して、人間の葬儀さながら、ペットが一人で寂しくないように、お花やペットが生前大好きだったものを一緒に納棺してもらうこともできます。ペットと飼い主様に合った葬儀・火葬の仕方を選択しましょう。
ペット霊園などで納骨・散骨によるペット供養
火葬後に収骨をした骨は、自宅で供養したり、ペット霊園などで納骨・散骨も可能です。ペット霊園などでは個別、もしくは合同で納骨することもできますし、ご希望があれば散骨もお願いすることができます。
自宅供養・法要などによるペット供養
火葬後には自宅にて供養したり、法要はペット霊園などで行ったりも可能です。法要は、合同法要や、希望があれば個別でも自宅や本堂などを選択し、供養することもできます。開眼供養も行っているペット霊園もあるので必要な場合は、まずは相談しましょう。
どうしても離れたくない…ペット供養を自宅で行いたい方へ
どうしても離れたくない…そう思うのは自然なことであり、飼い主様がペットのことを心から大切にしていた証しでもあるのです。
ペット供養に正解はありません。ただ、後悔のないようにペットと飼い主様にとって最善の供養の方法である必要はあるといえます。自宅での供養方法にも、いろいろな形があります。
忌日までなど期限を決めて自宅でペット供養
ペットとなかなか離れられない。そんな風に考える飼い主様も多いかと思います。気持ちの整理がつくまで、納骨する時期遅らせているという方もいらっしゃいます。
納骨をしたいけれどすぐには難しい方は、忌日などを目安に納骨日を定めて、それまではご自宅で供養するということもできます。ペットと飼い主様の気持ちの整理がつき、納得いくところで決断することで、後悔のない供養へと導いてくれるのです。
手元供養
手元供養とは、納骨や散骨をする際に、遺骨の一部を手元に残す方法です。遺骨は骨壺に入れるイメージがあるかもしれませんが、手元供養のアイテムにはさまざまなものが存在します。より身近にペットを感じたいなどという思いから、遺骨をペンダントなどのアクセサリーにする人もいるのです。
ずっと自宅供養する
何度も忌日を迎えようとも一向に納骨する気持ちになれない、そんな方もいらっしゃいます。その場合には、ペットが喜んでくれそうな祭壇を作ってあげましょう。
最近では、宗派に問われないような幅広い種類の祭壇なども多く存在します。ペットの生前の写真や、ロウソクなどを準備しておきましょう。
ペットの供養はお寺でもできる?
ペットの供養はお寺ではできないと思われている方も多いのではないでしょうか。ですが、実際はお寺でも葬儀などのペットの供養を行っているところもあるのです。
ペット供養をお寺で行う場合には確認が必要
お寺によっては、境内にペット霊園を作っているお寺もあります。葬儀のみならず、火葬や納骨まで積極的にペット供養を行っているお寺も存在します。しかし、ペット葬儀などの供養を、仏教の宗派ごとの考えに由来して行わないお寺もあるのです。
そのような理由から、ペット供養をお寺に依頼する際にはしっかり前もって確認しておきましょう。
ペット霊園では法要などのペット供養もできる
お寺によっては火葬や納骨など一連の流れを行うことができない場合も考えられます。お寺で、お経を読んでもらって法要をしたいという方もいらっしゃるかと思いますが、じつはペット霊園でも法要が可能なのです。
ご家族だけで個別に法要をしたい方も僧侶を招き、お経を読んでもらうこともできるので必要な場合は、ペット霊園に相談しましょう。
大森ペット霊堂では、合同回向法要(毎月2回)・個別法要などを行っております。
ご相談はこちらへ。➡大森ペット霊堂HP
まとめ
ペットを愛するということは、生前の生きている間のことだけではありません。むしろ亡くなってから、今まで一緒に過ごしてきた感謝の気持ちを伝えることの方が大事なことのようにも感じてなりません。
ペット供養には、正解があるわけではないのです。ですが、いかに今まで一緒に過ごしてくれたペットに感謝の恩返しができるどうかが、ペットにとっても、飼い主様にとっても最善のペット供養の方法ではないかと思います。
ペットと飼い主様が、後悔のないように最善のペット供養を行えることを大森ペット霊堂一同、心から願っております。
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