ペットのお参りはどうする?霊園へのお参りの意味や方法とは
2021年1月3日
近年はペットを飼っている人が3世帯に1世帯の割合となってきており、ペットを飼っている方は非常に多いです。ペットは沢山の癒しをくれ、ペットとの楽しい思い出がたくさんあることでしょう。そんなペットの子が亡くなった後、お参りや供養をしたいという方が増えてきています。
ペットの死後、ペット霊園で火葬や納骨をする方が増えています。ペット霊園では、火葬後の供養をすることができますが、お参りへの意味や、お参りの方法などがわからないと、せっかく供養したい気持ちがあっても、心がこもりにくいですよね。
ペット霊園でのお参りの意味や種類、方法を知っておくと、ペットの子のお参りに集中することができ、ペットの子も安心して眠りにつくことができるでしょう。
目次
ペット霊園へのお参りの必要はある?
火葬や葬儀をペット霊園にお願いし、納骨堂や合同墓地への納骨をした場合、その後のお参りは必要なのでしょうか。
お参りの意味とは
お参りの意味は宗教によって異なりますが、どの宗教でも大切なのは亡くなったペットの冥福を祈ることです。
仏教では、亡くなったペットの子があの世で暮らしていると考えられています。生前、たくさんの思い出や癒しをくれたペットの子が成仏し、あの世でも安心して暮らせるようにと祈ることがとても大切です。
キリスト教では、亡くなったペットの子をお守りしていただけるように、神に対してお祈りをします。神式では、亡くなったペットの子に感謝を伝えたりします。
どのくらいの頻度で行けば良いのか
ペットの子へのお参りは行ければ行けるほど、亡くなったペットの子が寂しくなく過ごせます。個人で行く場合以外に定期的に開かれている法要などに参加するのもペットの子が喜びます。
しかし、ペット霊園が遠い場合や、お仕事や家庭の都合、ご自身が高齢などの理由でなかなか行けない場合もあるでしょう。そのような場合は、ペット霊園で「永代供養」というものがあります。永代に渡って、ペットの子を供養してくれるもので、ご自身がお参りに行けなくても、ペット霊園が代わりにお参りをしてくれるので、安心です。
ペット霊園へのお参りの種類
個人でお供え物などを持って手を合わせに行くお参りもペットの子は喜びます。ペット霊園では、個人でお参りに行く他にどのようなお参りの種類があるのでしょうか。
周忌法要とは
周忌法要とは、49日法要、1周忌、3回忌、7回忌などのことを言い、年忌法要とも呼ばれます。49日法要は、納骨を行うことが多いです。亡くなってから49日は悲しみを整理する期間でもありますので、区切りをつけるためにも行った方が良いです。
1周忌は命日に行うことが望ましいですが、ご家族が集まれるタイミングの良い時で大丈夫です。喪が明ける区切りの日なので、都合が合うときに、ペットの子に会いに行ってあげましょう。
個別法要とは
ペット霊園では、ご家族様だけで、希望日に法要を行うこともできます。ペットの子の命日や、お彼岸、お盆などに個別でお参りすることができます。ペットの子に最近あったことなどを報告するのも供養になりますよ。ご自身の希望した宗派で行ってもらうことも可能です。
開眼供養とは
開眼供養とは、開眼法要とも言います。これは、新しい仏具や位牌を購入した際に、仏具に魂を入れることです。ただの仏具や位牌に、ペットの子の魂を宿すことができます。納骨や四十九日、一周忌などのタイミングで一緒に行う場合が多いです。
ペット霊園へのお参りの仕方
ペット霊園へのお参りには何を持って行けばペットの子の供養になるでしょうか。もちろん、会いに行ってあげるだけで供養になるのですが、せっかくなら持ち物や手順などを知っておきたいですね。
お参りの持ち物
ペット霊園へのお参りの際には、線香、蝋燭、お供えするお花やペットの子が好きだったお菓子などを持っていくと良いでしょう。僧侶や住職に頼んで読経してもらう場合は、お布施が必要です。宗派によっては、祈りをささがるものとして、数珠やロザリオを持っていくと良いですよ。
ペットがお墓に入っている場合は、お墓の掃除をすると、ペットの子も気持ち良いと思うので、手桶やひしゃく、ブラシなどを持って行きましょう。
ペット霊園によっては、線香や蝋燭は用意されている場合があります。また、お菓子などのお供え物は持ち帰る必要があるペット霊園もありますので、問い合わせみてください。
お参りの方法や手順
ペットが納骨されている場所がお墓の場合、お墓を清めるところから始めましょう。手桶に水を汲み、ひしゃくで水をかけてあげます。汚れがあれば、ブラシでこすってあげましょう。納骨堂の場合は、ホコリがあれば拭いたり、ゴミがあれば拾ってあげましょう。
次に、線香や蝋燭に火を灯します。線香の火は手で仰いで消してあげると良いですよ。線香は、立てるか横に倒して置きましょう。それが終わったら、供物や供花を捧げます。仏式の場合は、手に数珠をかけて手を合わせてお参りします。
まとめ
大切な時を一緒に過ごしたペットの子を火葬後もしっかり供養してあげたいですよね。ペット霊園へのお参りは亡くなったペットの子の冥福を祈る意味があります。
ペット霊園のお参りには、個人で手を合わせに行く他に、周忌法要、個別法要、開眼供養があります。法要を行ってあげると、ペットの子の供養にもなりますし、飼い主様の気持ちの区切りをつけることもできます。
お参りには、線香や蝋燭などの他に、ペットの子の好きだったお菓子などを持って行くのも喜ばれますよ。お参りの手順は、お墓や納骨堂のお掃除をし、火を灯します。手を合わせて、ペットの子に会いにきたことを伝えてあげましょう。
ペット霊園へのお参りは絶対に必要というわけではありませんが、ペットの子も大事にしてくれた飼い主様が会いに来てくれるととても嬉しいと思います。できる限りで会いに行ってあげられると良いですね。
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