ペット葬儀は喪服で行くべき?知っておきたい相応しい服装と持ち物
2021年1月10日
ペットが亡くなった時、悲しい気持ちから無意識に喪服に手が伸びた方も少なくないかと思います。しかし冷静になって考えてみると、ペット葬儀で喪服を着るのは正解なのでしょうか。
喪服の黒は悲しみを表した色で、たくさんの国々で葬儀の際には黒色の服を着ます。日本も例外ではなく、喪服として黒色の着物やスーツを身につけます。
ペットの葬儀でも悲しみを表す喪服で行きたいけれど、浮いてしまわないだろうか。喪服で行かないとなると、どんな服装でいくのが相応しいのだろうか。などあれこれ悩んでしまいますよね。
そこで今回は、ペットの葬儀に相応しい服装とそうでない服装についてお話していきます。また、ペット葬儀の時に持って行くものも合わせてご紹介します。
目次
喪服は着るべき?シチュエーション別に見る相応しい服装
ペット葬儀の際の服装には、特に決まりはありません。普段着でも喪服でも、どちらでも構いません。しかし、シチュエーションによっては喪服ではない方が良い場合もあります。
出張火葬車で葬儀・火葬する場合
出張火葬は火葬炉を積んだ専用の火葬車が自宅まできてくれ、自宅の外で火葬を行います。ペット火葬車は、一見火葬車とはわからないような車体になっています。その理由は、近所の方や周囲の方などに配慮されているからなのです。
もし、喪服の人がずらりと火葬車を囲んでいたならば、ペット火葬だとすぐわかってしまいます。ですので、出張火葬を依頼するのであれば、喪服ではなく普段着が相応しいといえます。しかしペットとのお別れの時、喪に服する気持ちを表したいのであれば、黒を基調とした服装にしましょう。
ペット火葬場で葬儀・火葬する場合
火葬場の場合も、普段着でも喪服でも構いません。しかし、広い火葬場や斎場では他のご家族と遭遇する可能性もあります。普段着を選ばれる場合でも、他のご家族の方に配慮して黒を基調とした普段着を選びましょう。
また、火葬場が人間の火葬場に併設されている場合もあります。故人の葬儀に参列されている方が、普段着で来ているのを快く思わないこともあるでしょう。その様な場所では喪服の方が相応しいといえます。
大森ペット霊堂では葬儀から火葬まで一貫して行うことができ、ペット専用の火葬場を設けていますので、故人の葬儀に遭遇する心配はありません。普段の一緒にいた時の姿のままお見送りしたいと思う様であれば、ペット専用の霊堂で葬儀を行うのが安心です。
ペット葬儀に相応しくない服装や小物とは
喪服ではなく普段着で良いならと、何も考えずに服装を選んでしまうのは禁物です。
ペット葬儀において、動物の革や毛皮の製品を身につけるのは避けるべきです。それは、動物の死を連想させ、見た方が不快な思いをされる場合があるのです。
また、葬儀中にお経を上げてもらう場合はご住職に敬意を払う必要がありますので、派手な色合いや露出が多い服装は避けましょう。
「普段着=なんでも良い」というわけではなく葬儀であることを忘れず、関わる方や周囲の方への配慮が大切です。
ペット葬儀の時に忘れてはいけない持ち物3点
服装同様、持ち物も何を持っていけば良いのか迷いますよね。ここでは絶対に持って行くべき3つの持ち物をご紹介します。
白いハンカチ
家族の様に長年寄り添って生きてきたペットが亡くなり、最後のお別れは涙が止まらなくなることでしょう。そんな時に必ず必要になってくるものが、ハンカチです。
色は、白を選ぶといいです。もしも、急なことで白のハンカチが見つからない場合は、最近ではコンビニなどでも販売されているので、見付からない場合も気軽に購入することができます。白のハンカチが用意できない場合は、淡いブルーや落ち着いた配色のハンカチが無難です。葬儀でのハンカチは、意外と目を引く持ち物の1つです。原色や明るすぎる色合いは避けた方が良いといえるでしょう。
数珠
ペットの葬儀へ数珠を持って行くべきかどうか、悩む方も多いのではないでしょうか。もちろん宗教上の理由から、数珠は使用せずに亡きペットを送りたいと思う方もいるかと思います。その様な場合を除き、数珠は持って行く方が安心です。
数珠は、魔除けの意味や仏様との繋がりを示すもので、亡くなったペットへの敬意と哀悼の意味が込められます。最近では、ペット葬儀は人間の葬儀と同じ流れで行うことも多くなっており、お焼香の際に手を合わせる場面もあります。手を合わせた時に、数珠を用いることであなたの哀悼の気持ちも伝わります。
数珠は特別な物を購入する必要はなく、人間の葬儀の際に使う物で構いません。大切なペットが亡くなった時だけでなく、知人のペットが亡くなり葬儀に参列する場合にも、マナーとして必ず持っていきましょう。
ペットの生前の写真
ペットとのお別れの際に写真を持参すれば、祭壇に遺影として飾ることができるので忘れずに持っていきましょう。火葬後に納骨堂へ納骨する場合は、そのまま祭壇から納骨堂へ写真を移動します。
写真を選ぶポイントは、ペットのみの単体で写っている写真で、写りが良いものを選びましょう。あなたや家族がペットと一緒に写っている写真を遺影として飾ったり、一緒に棺桶に入れて火葬したりすることは避けてください。あくまでも迷信ですが、その様な行為はあの世への召喚をされてしまうともいわれています。
亡くなってすぐはなかなか気が動転して決められないこともあるので、ペット終活中の方は早めに写真を選んでおくと安心です。
まとめ
ペット葬儀の際の服装には決まりはありません。持ち物も人間の葬儀と変わらず、ハンカチに数珠、また遺影となる写真を持参するようにしましょう。
服装に迷ったらなら、シチュエーションを確認して周りの方に配慮した服装を選ぶ様にしましょう。もしも、ペットと過ごしたときの普段着姿で送りたいと考えるのであれば、黒を基調とした露出の少ない服装を選ぶのが無難です。
大森ペット霊堂は葬儀から火葬まで一貫して行えます。普段着でももちろん大丈夫です。もし、喪服を着るかなど服装に悩んだ際にはお気軽にご相談ください。
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