猫の火葬はどうすればいい?火葬場に行くまでにやるべきこととは
2021年1月16日
「突然、愛する猫が亡くなってしまったら…」
あまりにも大きすぎるショックで何もできない、なんてこともあるかもしれません。こんなこと考えたくはないですが、生きていれば必ず死は訪れるのです。
可愛い猫が元気に走り回っているときから、最期のその日を想定して用意をしておくことも大切なことなのではないでしょうか。
そこで今回は、猫の火葬方法と、火葬をするまでに飼い主様がやるべきことをご紹介していきたいと思います。
目次
猫の火葬方法とは
家族の一員として生活してきた猫が亡くなってしまったら、人間と同じように葬ってあげたいと思う方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
猫を火葬する方法としては、自治体か民間企業での火葬の2つに分けることができます。自治体での火葬は、民間業者よりも安く火葬ができるというメリットがあります。ですが、法律上、動物は廃棄物となりその他のゴミと同じように焼かれてしまう自治体もあるので注意が必要です。
合同火葬
合同葬儀では、他のペットと一緒に火葬を行います。費用を安く抑えることができるメリットはありますが、お骨上げができないので骨を持って帰れないというデメリットもあります。
寂しがり屋だった猫ちゃんには、他のペットと一緒に火葬してあげることはメリットの一つとして挙げられるのではないでしょうか。
個別火葬
個別火葬と一言でいっても、火葬からお骨上げまで家族が立ち合う立会葬儀か、個別で火葬した後は全てスタッフに任せる個別一任葬があります。
最後までできるだけ長くペットの猫ちゃんをお世話したい方には、立会葬儀が向いています。個別で火葬したいけれど仕事などで忙しい方には、個別一任葬が向いているといえます。
訪問火葬
訪問火葬は、自宅周辺まで専用の火葬車に来てもらい、火葬を行ってもらうというものです。自宅周辺に火葬できる施設がない方や、家から出ることが困難な方のためにできたサービスです。
今では、時間に融通が利くという観点から仕事が忙しい方や、慣れ親しんだ家の近くで火葬できるということで利用している方もいらっしゃいます。
火葬までにやるべきこと
愛する猫が亡くなってしまったら、悲しみで頭がいっぱいになってしまいますよね。でも猫の飼い主として「今までありがとう。」という気持ちも込めて最後にやらなければいけないことがあります。
ペットを安置する
愛猫が亡くなったらまずは身体を安置してあげましょう。安置するために必要な物は、
- ・棺として使用する箱
- ・タオルやガーゼ
です。
まずは、猫の身体を綺麗に拭いてあげましょう。自宅で何日か安置するのであれば、身体を清潔に保ち細菌による腐敗を防がなければいけません。もし目が開いたもままの状態であれば、やさしく閉じてあげましょう。
猫の身体は、個体差がありますが大体30分~2時間で死後硬直が始まります。死後硬直が終わると、身体の中に残っている体液が出てくることもありますので、棺の中に清潔なタオルかガーゼを敷いた状態で猫を入れてあげましょう。
遺体を冷却する
夏場であれば、クーラーや保冷剤を使い身体を冷やしてあげましょう。保冷剤を使うときは、身体が濡れてしまうと腐敗を早めてしまうので注意が必要です。
気温が高いところだと、腐敗が進む可能性もあります。ですが、20度以下を保つと2~3日は自宅でも保管が可能です。火葬するまでに長期間時間があくようでしたら、無料で一時保管してくれる葬儀業者もありますので、1度連絡してみるといいでしょう。
一緒に火葬するものを用意する
次に、猫と一緒に火葬するものを準備しましょう。いつも使っていたおもちゃや大好きなおやつがあれば入れてあげると寂しくなく天国に行けることでしょう。
注意しなければいけないのが、金属類やビニール類は一緒に火葬できないと言われることが多いようです。火葬業者に確認をしてみましょう。火葬できない場合はおやつは袋から出してあげたり、おもちゃも金属部分だけ取り外すなどして火葬してあげるようにしましょう。
火葬業者の選ぶポイント
昨今のペットブームで、ペットの葬儀業者も数多くあります。残念なことに中にはしっかりと火葬をしてくれない悪徳業者もいます。
ではどのようにしてペットの葬儀会社を選べばいいのでしょうか?ここでは3つのポイントを紹介します。
ホームページの詳細を見る
まずは、ホームページが充実しているかどうかを確認しましょう。「住所」「電話番号」「料金」「葬儀の流れ」など事細かに記載があれば、安心材料のひとつとなります。
しっかり運営を行っている会社であれば、依頼主である飼い主からの信頼を勝ち得るために、スタッフの顔写真付きの紹介やペット葬儀への想い、Q&Aなど数多くの項目に中身のある文章が書かれているはずです。細かいポイントではありますがこれらを確認することも大切です。
口コミを見る
どこの葬儀業者も良い口コミばかりを掲載しています。それでも、実際に利用した方々の口コミを見ることで、ホームページに書かれていない現場の応対やサービス状況を知ることができます。 葬儀業者のホームページに口コミがある場合もあるので、確認してみましょう。
直接電話してみる
最終的には、直接電話してみることです。数か所に絞り込みができていたら、あとは働いている人と直接話して、どのような対応を取るかを確認しましょう。
真摯に向き合ってくれる業者なら、遺体の安置方法や火葬方法など丁寧に説明してくれるはずです。何より、文面よりも人と話した方がわかることも多いはずです。
まとめ
猫を火葬する方法は合同火葬・個別火葬・訪問火葬の3つがあります。費用を抑えたい方は合同火葬、手厚く弔いたい方は個別火葬、自宅周辺にペットの葬儀会社がない方は訪問火葬などニーズに合った火葬方法を選ぶことができます。
もし猫が亡くなったしまったら、遺体の安置と冷却、一緒に火葬するものを用意しましょう。遺体を安置するときは清潔に保ち20度以下の涼しい部屋に置いてあげることで時期にもよりますが2~3日は家で保管することが可能です。
ホームページを確認し、直接電話などでも確認を行い、あなたとペットに最適な葬儀業者を探しましょう。これまで一緒に住んできた家族との最期のお別れです。しっかりと弔うことができるように、事前準備をしておきましょう。
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