ペットを共同墓地に納骨するには?メリットや注意点とは
2021年1月24日
今まで一緒だったペットの子が亡くなるのは喪失感があり、辛いですよね。最近ではペットを飼う方が多く、ペットの子を火葬してしっかりと供養したいという方が増えています。
共同墓地とはどのようなところなのか、亡くなったペットの子やご家族へはどんなメリットがあるのかなど普段の生活でなかなか知る機会はありませんよね。
大切にしていたペットの子のことだからこそ、後悔しないように火葬や納骨を考えてあげたい。共同墓地の特徴やそれ以外の供養方法を知れば、いろんな選択肢から最適な方法をご自身で選択できるようになりますよ。
目次
ペットの納骨までの流れ
ペットの納骨を行うまでの間、どのような流れで手続きや葬儀を進めていけばいいのでしょうか。順に沿ってお話していきます。
①ご遺体の安置をする
適切な安置をすることで、火葬や葬儀までの間にペットの子をキレイな状態で保つことができます。まずは、ペットの子を入れておく箱を用意します。箱の中には、体液などが漏れても大丈夫なようにペットシーツなどを敷いておきましょう。可能であれば、涼しいところに安置し、保冷剤などでご遺体を冷やしてあげるのが良いでしょう。
➁火葬・葬儀をする
ペット霊園や自治体などで火葬を行なってもらいます。ペット霊園では、個別火葬と合同火葬があります。個別火葬は、飼い主様が最後まで立ち会い収骨まで行う立会葬儀や、収骨などはスタッフが行う個別一任葬があります。合同火葬は、他のペットの子と一緒に火葬を行います。ペット霊園によっては、火葬に葬儀をつけるプランが用意もされています。
③納骨やお参りをする
個別火葬の場合は、ご遺骨を返還してもらえますので、個別の納骨やご自宅での供養が可能です。もちろん、共同墓地を利用することもできます。合同火葬の場合、ご遺骨は返還されませんので、共同墓地での納骨が一般的です。
ペット霊園の納骨堂や共同墓地に納骨すると、お参りができます。お参りは、ペット霊園が空いている時間にいつでも行くことができます。忙しい場合やペット霊園がご自宅が遠いなどで周忌法要や定期的なお参りが難しい方は、永代供養も行っているペット霊園があります。ご自身の代わりに供養してもらえるので、なかなか会いに行けない場合にも安心です。
ペットの共同墓地を利用するときに知っておきたいこと
ペットの子の納骨は、大きく分けて個別納骨と共同墓地を利用する方法があります。共同墓地を利用する場合、どのようなメリットや注意点があるのでしょうか。
ペットの共同墓地とはどんな墓地?
ペットの共同墓地は、合同墓地と呼ばれていることもあります。共同墓地では、他のペットの子と一緒に納骨されます。ペット霊園では、共同墓地があるところが多いです。火葬から納骨、土に還すまで一貫して行ってもらえます。ペット霊園の共同墓地は、合同供養なども行っているところがあります。
ペットの共同墓地を利用するメリットとは
ペットの共同墓地を利用するメリットは、2つあります。
1.費用が抑えられる
個別の納骨堂は、管理費または年会費が必要になります。共同墓地は、基本的に管理費が無料です。永代供養をしてほしい場合は、料金が必要になりますが個別の納骨堂よりは費用が抑えられます。
2.ペットが寂しくない
他のペットの子と一緒に納骨されますので、ペットの子が寂しくなく過ごすことができます。他のペットの子と一緒に納骨するのは、少し抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。しかし、たくさんのペットの子たちと賑やかに過ごせるのは共同墓地のメリットといえます。
ペットの共同墓地の注意点とは?
共同墓地の注意点は、納骨するとそれ以降ご遺骨が返還できないことです。他のペットの子たちと一緒に納骨されますので、後から個別納骨や散骨などをすることができません。共同墓地を利用する前には、ご家族様同士でしっかりと話し合ってみるのが良いでしょう。
また、ペット霊園によっては、お供え物が限られている場合があります。共同墓地は他のご家族様もお参りに来る場所ですので、ペットの子が好きだった食べ物やおもちゃなどはお供えできないことがあります。こちらも共同墓地を利用する前にペット霊園にしっかり確認しておくと良いですよ。
共同墓地を利用しない他の供養方法3つ
ペットの子を共同墓地に納骨しない場合、供養方法は大きく分けて3つあります。
①個別に納骨堂に納める
ペット霊園では、ご家族様ごとの個別納骨堂が用意されていることがあります。個別の納骨堂は年会費が必要ですが、ペットの子が好きだったものをお供えできるなどのメリットがあります。骨壷が個別なので、途中でご自宅での供養にしたい場合なども対応可能です。
➁海洋散骨する
ペット霊園では、海洋散骨プランが用意されているところがあります。海に限らず自然が大好きだったペットの子への供養方法に選ばれていることが多いです。「大自然に還ってほしい」「自然の中で伸び伸びと眠ってほしい」と思っているご家族様に選ばれています。
③手元供養する
ご自宅にご遺骨を持って帰り、供養することを手元供養といいます。慣れ親しんだ家でペットの子を供養したい方もいらっしゃいますよね。仏具を置いて仏壇としたり、骨壷の周りにペットの子が好きだった物などをお供えするなど、手元供養の方法はご家族様それぞれです。ペット霊園では、法要などをご自宅で行うこともできます。
まとめ
ペットの子が亡くなり、火葬後にはどのような供養をしたら良いのか迷いますよね。ペットの子が亡くなってしまったら、多くの場合はご遺体を安置してペット霊園などで火葬してもらいます。その後、納骨をするという流れです。
ペットの共同墓地は、費用を抑えることができて他のペットの子と一緒なので寂しくなく過ごすことができます。しかし、納骨するとご遺骨は返還されないので、注意が必要です。ペット霊園などには様々なプランが用意されていますので、ご家族様で話し合いペットも飼い主様も皆様が納得できる供養となるようにしてくださいね。
大森ペット霊堂では、後悔しないためのペット葬儀・火葬・納骨などの供養方法についてのご相談をお受けしております。少しでも皆様のお役に立てればと思っております。ご不安なことなどございましたらお気軽にご相談くださいませ。
🐶もっと納骨などの供養方法について知りたい方はこちら→供養の疑問についての記事
納骨などの供養方法のご相談はこちら→大森ペット霊堂HP
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