金魚は火葬するべき?金魚の供養で注意すべきこと
2021年1月29日
どんなに小さな生き物でもそれぞれに命があります。金魚はよく「観賞魚」と言われますが、同じ空間で生活をしてきた大切なペットです。
ゆらゆらと泳ぐ金魚を見ていると心が和みますよね。でも、もし飼っている金魚が亡くなってしまった場合、どのような供養をしてあげられるでしょう。
「夏祭りの金魚すくいから飼い始めた金魚が亡くなった」
「小さな生き物が亡くなったあとの処理の仕方がわからない」
など、疑問に思われている方も多いことかと思います。金魚の供養方法や供養するときの注意点についてお話していきたいと思います。
目次
金魚の供養方法とは
一緒に生活をしていた金魚の小さな命が失われた場合、飼い主ならばしっかり供養してあげたいと思いますよね。金魚を供養するにはどのような方法があるのでしょうか。
プランターや自宅の庭に埋葬する
金魚の供養でまず思い浮かぶ方法は、埋めてあげることではないでしょうか。手軽にできる方法で費用が抑えられます。
自宅に庭がある方は庭に埋葬してあげることができるでしょう。しかし、マンションや賃貸に住んでいる方は、公園などの公共の土地や他人の土地に埋めることは法律に触れる可能性もありますので注意しましょう。
庭がないという方はプランター葬という方法もあります。プランターと土を準備すれば埋葬ができます。しかし、その際に注意点があります。庭やプランターに埋める場合は異臭が出たり、猫や鳥に掘り起こされたりしないようにしなければいけません。庭に直接埋める際にはなるべく深く、プランター葬はネットに入れるなどの一工夫が必要です。
自治体に火葬してもらう
お住まいの自治体によってはペットを火葬してもらうことができます。各自治体によってペットの火葬に関しての取り扱い方は大きく異なり、他のゴミと一緒に燃やされてしまう場合や決められた曜日に他のペットと一緒に合同で火葬したりそれぞれです。
ペット霊園に依頼するより安価で行ってくれるところが多い半面、供養するという気持ちは少し薄れてしまうかもしれません。
ペット霊園に火葬してもらう
「しっかり供養してあげたい」という方にはペット霊園に依頼をして火葬してもらうのが一番最適な方法といえます。他の供養方法と比較すると費用はかかりますが、火葬方法もさまざまなプランがあるのでできるだけ費用を抑えることも可能です。
小さな金魚でも火葬後にお骨がしっかり残ります。納骨したり、遺骨を自宅に持ち帰って供養したりすることも可能です。
ゴミとして処理する
供養とは言い難い方法ですが、手間や費用などを気にする必要はないのかもしれません。もし他のゴミと同じように捨てる場合には、ビニール袋に入れてあげて捨てるのがいいでしょう。
しかし一緒に住んできたペットをゴミとして捨てるという行為は、今まで癒してくれた金魚に対して最適な方といえるのでしょうか。よほどの理由がない限りなるべく避けてあげるべき方法といえます。
金魚の供養の注意点
金魚が亡くなる原因は、酸欠・水温・水質・病気です。もし金魚が亡くなった原因が病気であれば供養するときに注意しなければいけません。
川や海に流すはやめよう
水の中で生活していた生き物だから大好きな水に還してあげたい。このように考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、金魚が亡くなった際には原因をしっかり確認しなければいけません。
もし病気が原因で亡くなった場合、金魚の体内に病原菌が残っている可能性があります。その状態で亡くなった金魚をそのまま川や海に流してしまうと、生態に影響を及ぼしてしまうことがあります。川や海に流すことは避けるべきでしょう。
水槽に残った金魚の状態も確認しよう
また、水槽の中で亡くなっている金魚を発見したらすぐに水槽から出してあげましょう。もしも金魚が病気だった場合、他の魚に病気をうつしてしまう可能性があります。
亡くなった金魚を水槽から取り出してから数日は、他の魚に異常がないかいつも以上に注意深く観察する必要があります。
ペット霊園での火葬方法と業者選びのポイント
数多くのペット霊園から何を基準にして選んだらいいのか決めかねることも多いかと思います。火葬方法とペット霊園を決めるときのポイントについてお話していきます。
金魚の骨を残せる個別火葬
ペット霊園の火葬の中でもっとも丁寧な方法が個別火葬です。その名の通り、個別での火葬で金魚のお骨を残すことができます。個別火葬ではお骨上げを飼い主様が行うことでき、スタッフに一任するプランもあります。
また遺骨は自宅に持ち帰ることもできますし、納骨スペースやお墓を持っているペット霊園に安置することも可能です。
費用がお手頃な合同火葬
合同火葬では他のペットと同時に火葬を行います。費用を抑えることができ、亡くなった金魚は他のペットと一緒に寂しくなく天国に行くことができるでしょう。また、合同火葬はほぼ毎日行っているところもあるため忙しい方でもスケジュール調整がしやすい火葬方法です。
費用がお手頃な分、お骨は他のペットと一緒になり返骨されないことがデメリットとして挙げられます。
業者を選ぶポイントとは
残念ながら飼い主の気持ちを踏みにじるような悪質な業者がいるのも確かです。もしペット霊園で火葬をする際にはしっかり見極めなければいけません。ペット霊園を選ぶ際には2つのポイントがあります。
①ホームページがしっかりしているか
まず1つ目は、ペット霊園のホームページを確認することです。「住所」「電話番号」「料金」「葬儀の流れ」など事細かに記載があれば、ひとつの安心材料となります。きちんと運営を行っていれば、依頼主である飼い主からの信頼を得るために「ペット葬儀への想い」「Q&A」など多くの項目が書かれているはずです。
➁金魚を火葬した実績があるか
2つ目は、金魚を火葬した実績があるかの確認です。小さな身体の金魚の火葬は火葬の高い技術力を必要とします。高温かつ短時間で焼こうとすると、骨ごとすべてなくなってしまうことも。小さな金魚を火葬してお骨を残るのは技術力があってこそです。金魚などの魚の火葬経験があるかどうかも事前に確認しておくべきでしょう。
もし、ホームページに記載がない場合は電話で確認してみましょう。ちいさな疑問にも答えてくれるペット霊園は信頼できる要素の1つにもなります。
まとめ
金魚を供養する方法は埋葬や火葬などさまざまです。どんなに小さなペットでも一緒に過ごして癒しをもらった時間に違いありません。ペットを供養することはペットを弔うことだけではなく、飼い主様がペットとしっかりお別れすることでもあります。大切に飼っていた金魚だからこそ、ペットと飼い主様に一番最適な供養方法を探してみてください。
大森ペット霊堂では大型の固定火葬炉を2基取り揃えております。小鳥やハムスターなどの小動物から超大型犬まで安心してペット火葬ができます。もちろん小さなペットの金魚も火葬することができます。大森ペット霊堂はちいさなお魚を火葬することも猫や犬、そして人間と同じように大切な「命」と考えています。
大森ペット霊堂は動物を通じ来園者に命の素晴らしさを伝えている動物園・水族館様との業務連携も行っております。動物たちの火葬や慰霊祭のお手伝いなど、人の心を癒してくださる動物たちに常に敬意を持ち対応しております。何かご不安なことやわからないことがありましたらお気軽に大森ペット霊堂にご相談ください。
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