ペットの亀の火葬はできる?死後の対応や供養の注意点とは
2021年1月29日
亀は見た目がエキゾチックですが、動作はのんびりしていてなんだか癒されますよね。そんなペットの亀が亡くなってしまうことはとても悲しいことです。ペットの亀が亡くなった場合、火葬などの供養方法はどうしたら良いのでしょうか。
「亀の死の確認の仕方がわからない」「火葬などの供養方法を知らなくて困っている」など、亀の死について戸惑っている方も多いでしょう。亀の正しい供養方法を知らないと、法律に触れてしまうこともあるので注意が必要です。
正しい知識を身に着けて安心してペットを送ることが大切です。ご遺骨をきれいに残してしっかり供養してあげる方法もありますよ。
目次
亀が亡くなったらどうすれば良い?
亀が亡くなった後の対応はどのような手順で行っていくとスムーズなのでしょうか。亀は犬や猫とは死後の対応が少し異なる部分があります。
亡くなったかどうか確認する
亀は水温や気温が低くなると冬眠する生き物です。動きが鈍いと感じて「もしかしたら亡くなっているのでは?」と思うこともあるかもしれません。まずは焦らずに冬眠しているかどうか確認してあげましょう。
冬眠しているときは、眠っている時間が長くなります。ですが、触ると反応があります。亡くなっているか冬眠しているかの判断をするために、少し身体や頭を触ってみましょう。身体や頭を触っても、反応がない場合は残念ながら亡くなっている可能性が高いです。
ご遺体を安置する
水生の亀の場合、身体に水分を多く含んでいます。水分を拭き取ってあげましょう。陸で生活する亀の場合は、身体の大きい子もいますので運ぶ際に落としたりしないように注意が必要です。
まず、水分などを拭き取り身体を清めます。箱などの入れ物にご遺体を入れてあげましょう。体液などで濡れても大丈夫なように、ペットシーツやタオルなどを敷いておきます。ご遺体をなるべくきれいな状態で保つためには冷やしてあげることが重要です。保冷剤で体が濡れないように、キッチンペーパーなどで包みご遺体のそばに入れておきましょう。
火葬を依頼するときには種類を伝えましょう
火葬を依頼する際には、亀の種類をペット霊園に伝えましょう。亀の種類や大きさによっては、火葬の時間などが変わってきます。骨あげをするには、ご遺骨をきれいに残す必要があります。火葬時間を割り出すためにも、予め伝えておきましょう。
大まかな種類はこちらです。
- 水生カメ:スッポンやワニガメなど
- 水陸両棲カメ:ミドリガメやイシガメ、セマルハコガメなど
- 陸生ガメ:ロシアリクガメ、ヘルマンリクガメ、ホシガメなど
電話やネットで問い合わせる際に、種類や大きさを伝えておくと火葬や葬儀を考えていく際にスムーズに進められますよ。
亀の供養の際には法律にも注意!
亀が亡くなった際に火葬する以外の供養方法はどのようなものがあるのでしょうか。知らないで自然に還してしまうと、法律に触れることがあるので注意が必要です。
亀の遺体は川に流せる?
ペットの亀は、亡くなると法律では「廃棄物」という区分になります。大切なペットの亀が廃棄物だなんて悲しく思われる方もいることでしょう。川に流して自然に返してしまうと、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第5条に該当してしまいます。亀のご遺体は川に流さないようにしましょう。
土葬する場所や埋め方とは?
亀を土葬する場合は、持ち家の自宅の庭であれば法律には該当しません。賃貸の家やアパートなどの庭に土葬すると、先程の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第5条に該当してしまいますので注意が必要です。
ご自身の自宅の庭に土葬することはできますが、近隣住民や不動産のトラブルになることもあります。ご遺体をそのまま土葬するのはできれば避けたほうがいいでしょう。もしご自宅の庭に土葬するなら、火葬後にご遺骨になった状態で行う方が大きなトラブルを避けられる可能性が高いです。
亀はきれいに火葬できる?
亀は火葬すると、きれいに骨は残るのでしょうか。亀の象徴でもある甲羅は火葬後はどのような状態になるのか気になりますよね。
骨は残るの?
ペット霊園に亀の種類を伝えることで、火葬時間を調整してもらえます。大きな亀ほど火葬時間は長くなり、1〜2時間程かかります。小さな亀では、約40分〜60分程度です。ご遺骨が火葬のときに風圧で飛んでいかないように、調整してもらえるので小さな骨でも残すことができます。個別火葬の場合は収骨も可能です。火葬後、納骨や手元供養をすることができますよ。
甲羅はばらばらになることも
亀の甲羅は頑丈なイメージがありますよね。甲羅はきれいに残ると考えている方が多いです。しかし、甲羅は割れてしまうのが現状です。しかし、亀の種類によっては骨のように白い状態で残りますので、収骨の際に骨壷に一緒に入れてあげることもできます。
甲羅の燃え方はさまざまです。一般的には、パカ、パカと甲羅が割れながら燃えていきます。大型の亀の場合は、甲羅がプラスチックが燃えるように溶けながら燃えていきます。また、クサガメなどは甲羅が紙のように燃えてなくなってしまいます。甲羅がそのまま残って、内臓だけが残る亀もいますがこのケースはとても珍しいです。
まとめ
たくさん家族を癒やしてくれた亀が亡くなるのは辛いことです。ペットの亀もしっかりと火葬して供養してあげたいですよね。亀を自然に返そうとして川に流したり、ご自身の所有地以外に土葬したりすると法律に触れてしまいます。しっかりと知識を身に着けたうえで進めることが大切です。
亀の身体は小さいですがペット霊園で火葬すると、骨が残ります。今までの感謝の気持ちを伝えるためにも、ペットや飼い主様にとって最善の方法を選びましょう。
ペットのカメと過ごした尊い日々を忘れないために「ありがとう」を伝える方法としてペット火葬を検討する方は増えてきました。ご自身の敷地内で埋葬をお考えの方も、近隣住民の方とのトラブルを避けるために、ペット火葬した方がいいのかとご相談にくる方も多くいらっしゃいます。
亀の供養方法でご不明点や心配ごとがありましたら、お電話いただければ大森ペット霊堂のペット供養の専門スタッフがしっかりとご回答いたします。お1人で悩まず私たちにお気軽に相談してくださいね。
🐢もっと亀の供養方法を知りたい方はこちら→亀の供養方法の記事1
🐢亀の火葬などの供養方法を相談したい方はこちら→大森ペット霊堂HP
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