ペット火葬の温度はどのくらい?キレイに火葬してくれる霊園の選び方
2021年2月5日
大切なペットが亡くなり火葬をする際には遺骨をキレイに残したいと思いますよね。ペットの火葬をしてくれる業者や霊園はたくさんあります。それぞれ技術も火葬に対する考え方も様々なのが現状です。悲しみの最中にたくさんあるペット霊園の中から選ぶのは困難です。
遺骨はキレイに残したいけれど、どこを選んでいいのかわからなくなるのは当然のことでもあります。実際にペット火葬を経験された方の中には遺骨がキレイに残せず悲しい思いをした方も大勢います。なかには「ほとんど骨が残っていなかった」なんて方も。
骨をきれいに残すには火葬する温度やペット霊園の火葬の仕方も大きく関係してきます。「ペットとの最良のお別れのはずがこんなはずじゃなかった」なんて後悔はしたくないですよね。遺骨をキレイに残せるか否かは火葬を依頼するペット霊園選びが重要なポイントなのです。
目次
ペット火葬できれいに遺骨を残す温度は?
ペットの身体の大きさは種類により様々です。小さなペットだと本当に遺骨が残るのか心配になりますよね。実際ペットの火葬は何度くらいでどのように火葬するのでしょうか?
ペット火葬の温度
ペットの火葬はペット専用の火葬炉を使用します。温度は約800~1200℃くらい。温度が高過ぎると遺骨が残らず焼けてしまい、温度が低すぎると遺体が残っていしまうので温度管理がとても重要です。
また800℃以下になるとダイオキシンが発生し、1000℃以上になると窒素酸化物が発生する可能性があるため火葬の温度は法律で規制されています。
人間の火葬との違いはある?
故人の供養の際の火葬炉とペット専用火葬炉の違いについては、実は大きさの違いぐらいです。人間の場合も温度は800~1200℃くらいですし、火葬炉の構造もほぼ同じです。
ペット火葬と人間の火葬の大きな違いはご遺体に種類があること。ペット霊堂では、小さなペットの熱帯魚や爬虫類など様々な種類を火葬します。きれいに遺骨を残すためには、火葬炉に入れる際に大きさに応じて入れる配置や温度を変える必要があります。遺骨がきれいに残る裏にはこのような細かい調整が必要なのです。
キレイな状態の遺骨とはどんなもの?
ペットの火葬を初めて経験される方の中にはどんな状態のものが「キレイな遺骨」といえるのかと疑問に思われる方もいるかもしれません。キレイな遺骨とは一体どのような状態のことなのでしょうか?
形がしっかり残っている遺骨が多いこと
遺骨は形がしっかり残っていて、数が多いものがキレイな遺骨といえるでしょう。火葬は温度と時間がとても重要です。
形や種類も様々なペットはしっかりと温度管理がされていないと、火葬を終えた後の骨はどこがどこの骨かわからない状態であがってくることもあります。調整をしっかり行った火葬をしてもらうことができれば、尻尾の先、歯の一本一本、指の先までキレイに残ります。細部までキレイに残っている遺骨は丁寧に温度管理がされている証拠でもあるのです。
遺骨は真っ白じゃない?
遺骨は白いイメージを持っている方も多いと思いますが、実は遺骨は真っ白ではないのです。大体の色は白ですが茶褐色やオレンジ色や、やや緑がかっているものも中にはあります。
これは体脂肪が焼けて黄色くなったり体のミネラル成分が熱に反応して残った一部と考えられています。また病気を長く患っていたペットであれば薬の影響でやや色が付くことも考えられます。
「骨=真っ白」というイメージは一度捨て、色ではなく形で判断するのが良いかもしれませんね。
大切なペットを丁寧に火葬してくれる霊園選びのコツとは?
では実際にどんな霊園を選んだら良いのでしょうか。キレイに遺骨を残してくれる霊園の特徴を押さえて口コミなどをチェックするといいかもしれません。
全骨を納めてくれるか
実は火葬後の遺骨は全て骨壷に納めてくれる霊園はとても少ないんです。では収骨しない遺骨はどうするかというと廃棄物として処理されてしまいます。キレイに残った遺骨だけを収骨して、後は廃棄物となることも。それを聞くととても悲しい気持ちになりますよね。
小さな遺骨であってもあなたの大切なペットであることには変わりありません。そのようにちいさなペットも大切な「命」と考え、全て収骨してくれるペット霊園を選ぶと良いでしょう。この様な霊園であれば遺骨の大切さを理解しているので火葬も丁寧にしてくれるはずです。
適切な時間をかけて監視しながら火葬してくれているか
ペットの火葬にかかる時間はそのペットの大きさにより様々です。小鳥やハムスターなどの小動物だと30分前後、3㎏くらいの猫や小型犬は45分~1時間程度、中型犬から超大型犬になると2時間~3時間程度といわれています。
大きさに合わせて適度な時間が必要な火葬。なかには早く火葬を終わらせたいからと高温で焼き上げて短時間で終わらせようとする悪徳な業者もあります。
しかし、時間をかければ良いというものでもありません。長時間の火葬は温度調整をしっかり行わなければ過度に焼けてしまうからです。
火葬路の監視窓からしっかりとご遺体の状態を確認しながら焼いてくれるところであれば焼きすぎて形が残らないなんてこともないはずです。時間をしっかりかけて監視しながら適切な温度調節をしてくれる霊園を選ぶことができれば安心です。
お供え物の焼き方
大好きだったご飯やおやつを一緒に焼いてほしいと思う方も多くいることでしょう。しかしパッケージはプラスチック製のものが多く、袋から出さなければいけないので入れるものを考えてしまいますよね。
丁寧に火葬してくれるペット霊園ではお供え物用として完全燃焼する器を用意してくれる所もあります。ご遺体を汚さずにお供物ができるのでとっても嬉しいですよね。
火葬までの間は愛おしいペットの姿を目に焼き付ける大事な時間です。ご遺体もお供え物も美しい状態で残せるように配慮してくれるペット霊園は火葬も丁寧にしてくれることでしょう。
まとめ
ペットの火葬は専用の火葬炉で800~1200℃で行います。適切な温度と時間をかけて火葬しなければキレイに遺骨を残すことができません。高温で短時間の火葬により骨の形が残らないなど悲しい結果にならない為にも遺骨をキレイに残し火葬してくれるペット霊園を選びましょう。
キレイに火葬してくれるペット霊園の特徴は
- 全骨してくれる
- 火葬時間を目一杯使ってくれる
- 火葬中しっかり監視し温度管理をしてくれる
- お供え物などにも気を配ってくれる
このようなペット霊園はペットの事を一番に考え飼い主の気持ちを理解し尊重してくれるはずです。是非キレイに遺骨を残し最良のお別れができるペット霊園選びの参考にしてみてください。
大森ペット霊堂は火葬をするだけでなく、ペットに関わる全てのことを行っております。生前相談も含め、亡くなった子の葬儀・火葬・納骨・供養まで一貫して行えます。また、スタッフは動物の専門家で集まった人材です。ご心配ごとなどあれば、どんなことでもお一人で悩まずは相談ください。
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