パピヨンの寿命はどのくらい?寿命に関わる病気や長生きする3つの秘訣
2021年2月25日
ワンちゃんを飼っている方のほとんどが健康で長生きしてほしいと願っているはずです。しかし、その犬種に合ったお世話をしなければ長生きさせるのは難しいのです。
今回ご紹介するのは、大きな耳がとってもかわいいパピヨン。お散歩中のパピヨンもよく見かけますよね。パピオンは、とっても人気の犬種です。
愛するパピヨンにはただ長生きというだけでなく、美しく健康的に長生きしてほしいですよね。そんなパピヨンの長生きの秘訣をご紹介します。
目次
パピヨンってどんな犬?パピヨンの性格や寿命とは
耳が蝶のように大きくて美しく、古くからヨーロッパで愛されていたパピヨン。あのマリーアントワネットも愛し、死刑台に上る直前まで抱いていたとも言われています。そんなパピヨンはどんな性格で、寿命はどのくらいなのでしょうか。
パピヨンの性格
パピオンの性格はとっても明るくて社交的。また、活発で元気よく走り回るのでドッグランなどに連れていくととても喜びます。環境適応能力がとても高く、初心者でも飼いやすい犬種といえます。
家族にも深い愛情を示し、初めて会った人や犬にもとても友好的です。さらに、聡明で賢く飼い主さんの指示にもよく従うので、芸なども覚えるのはとても早いといわれています。
実は長生き?パピヨン平均寿命
パピヨンの平均寿命は約13歳~15歳。人間でいうところの73歳~75歳くらいです。小型犬の一般的な平均寿命は13歳といわれていて、犬種ごとの寿命ランキングでも10位に入るので比較的長生きな犬種です。
最高齢のパピヨンはなんと23歳!
元々長生きなパピヨンですが、最高齢は23歳といわれています。人間でいうと114歳くらいでしょうか。これは、表彰物ですね。
近年、獣医技術の進歩や餌や薬も進歩しているので、これからもどんどん平均年齢や最高年齢は上がっていくと考えられます。
パピヨンの寿命にも関わる2つの病気の原因と予防法
パピヨンの寿命を伸ばすのに欠かせないのが病気のリスク管理です。パピヨンがかかりやすい病気を把握し、病に侵されないように予防してあげることはとても大切なことです。パピオンがかかりやすい2つの病気の原因と予防法を紹介します。
1. 膝蓋骨脱臼
パピヨンはとても足が細いので膝蓋骨脱臼は最もかかりやすい病といえます。膝蓋骨脱臼は膝のお皿(膝蓋骨)が太ももの骨から外れてしまう(脱臼)病気です。
原因
高いところからの落下や、足が細いためにかかる負担が大きいこと。
予防法
体重管理やフローリングに滑り止めシートを敷くことや、ソファーやよく上りたがる場所には踏み台を作ってあげることで脚にかかる負担を軽減し予防にも繋がります。
膝蓋骨脱臼が直接的に命に関わることは考えにくいですが、悪化すると歩行困難となって思うように体を動かすことができなくなります。それにより、運動不足で体重が増加し様々な病にかかりやすくなります。
初期の症状として、飛ぶように歩いて不自然な歩き方になります。初期の場合は、投薬治療により進行を抑えることができて手術も不要なので、初期の症状を見逃さないようにしましょう。
2. 白内障
白内障は目の水晶体が白く濁りだんだんと視力が失われていく病気です。
原因
高齢になるとかかりやすいといわれていますが、先天性遺伝や糖尿病などの疾患により白内障になることもあります。
予防法
散歩の時間は、紫外線の弱い朝や夕方にしてあげましょう。日中紫外線が強い時間帯に長時間散歩させると、白内障になりやすいといわれているので散歩の際には十分注意しましょう。
また、白内障予防にはビタミン摂取が欠かせません。特にビタミンCが不足すると水晶体の衰えを進行させてしまうので、適切量のサプリメントなどを使用すると良いでしょう。
パピヨンを長生きさせる3つの秘訣
パピヨンとできるだけ長く一緒にいるためには健康管理が何よりも大切です。美しく健康に長生きさせる3つの秘訣をご紹介します。
1. 適度な運動が最も重要
サーカス犬としても活躍していたパピヨンは運動神経抜群。若いうちは散歩だけでなくドッグランに連れて行ってあげて、思いっきり走らせてあげることも大切です。
雨の日は室内でも体が動かせる遊びを取り入れてあげると、退屈することなくストレスも発散できます。
また、パピヨンは高齢になってもその運動能力は衰えにくいといわれています。早いうちからシニア犬扱いし、散歩の距離を短くて散歩頻度を減らすなどしてしまうと運動不足になります。
そうすると、生活習慣病にかかりやすくなって体重増加やストレスで寿命を短くしてしまう可能性も。散歩や運動量に迷ったら獣医に相談し、無理のない程度の運動量を与えてあげることが大切です。
2. 適正体重を維持してあげる
個体差はありますがパピヨンの平均サイズは体高20~28㎝、平均体重は成犬で4~5㎏。平均体重にプラスして10㎏になってくると肥満の可能性があります。骨格にもよるのでパピヨンの体型をしっかりと観察してあげてください。
- 胴回りを触って脂肪が多く肋骨をあまり感じない
- 横・上から見たときにウエストのくびれがない
上記に当てはまるような場合、肥満の可能性が高いといえるでしょう。しかし、肥満だからといって急に運動量を増やすと膝蓋骨脱臼にも繋がるため、自己判断せず必ず医師に相談してください。
3. ブラッシングでさらに健康的に
パピヨンは美しい毛並みも特徴の1つ。寿命を美しく伸ばしてあげるためには、日々のブラッシングも大切です。
ブラッシングは毛並みを整えてあげるだけでなく、飼い主さんとの大切なコミュニケーションの1つといえます。しっかりとコミュニケーションをとりながらブラッシングしてあげることで、愛情を感じてストレスの解消にも繋がりますよ。
まとめ
パピヨンの平均寿命は13年~15年といわれていて、やや長生きの犬種です。しかし、寿命を全うさせてあげるにはお世話の仕方もパピヨンに合わせてあげる必要があります。
そのためにも、パピヨンかかりやすい病気を把握して予防をきちんとしてあげることが大切です。
性格は明るく社交的で聡明、運動神経も抜群なパピヨン。一緒に過ごす楽しい時間をできる限り伸ばしてあげるためにもお世話の仕方を見返してみてくださいね。
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