ペット火葬はどこでできる?人間さながらの葬儀を行いたい方へ
2021年3月10日
ペットの火葬は、どんな選択肢があって、どこで行うことがペットと飼い主様にとって最適なのか疑問が残りますよね。
最近のペットの火葬は、人間の葬儀のように手厚い供養を行うことも可能。それぞれの火葬場所のメリット・デメリットを知ることで、最適な火葬場所を見付けることができます。
また、手厚い供養を行うためにはペットの終活として生前相談もおすすめ。ペットが元気なうちからしっかり考えてあげることで後悔なくペットと最期の日まで過ごせますよ。
目次
ペットの火葬はいつまでにするべき?
ペットの死後、火葬はいつまでに行うべきなのか戸惑いますよね。ペットは亡くなると、どんどんご遺体が傷んでしまいます。なるべく早く火葬を行うことで、きれいな状態で供養を行うことができます。
ペット火葬はなるべく早く行う
ペットは死後1時間~2時間経過すると、死後硬直が始まります。その際、ドライアイス等を使用して安置を行えば、2日~3日の間はきれいな状態を保つことができます。
しかし、季節・安置する環境によっては、ご遺体の傷みが加速する場合も。
大切なペットと長く一緒にいたい気持ちは痛いほど分かります。しかし、最期まできれいなご遺体の状態で送り出してあげるためにはなるべく早めに火葬を行いましょう。
火葬の日で縁起が悪い日取りはある?
人間の葬儀を行う際に、日取りを気にしている方も多いですよね。毎日の吉凶を占う六曜が有名で、その日取りの種類は6種類あります。
例えば、そのなかの1つの「友引」の日は、「凶事に友を引く」という意味があり、仲のよかった人が呼び寄せられるといわれ、この日に葬儀を行うことを忌み嫌うことも。
日取りは気になる方もいらっしゃるかと思いますが、あまり気にしてしまうとペットのご遺体の状態が悪くなることもあるので、家族が暖かく見送ることができる日を選ぶことが、1番最適な日といえます。
3つの火葬場所のメリット・デメリット
ペット火葬を行う場所は大きく分けて3つあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、どこで火葬をするべきか迷われている場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. ペット霊園
- ・メリット
ペット霊園には、葬儀・火葬から骨上げまで、人間の葬儀さながらにペット供養を行うことができます。火葬方法のなかでも「立会火葬」を選ぶと、しっかりペット供養をしてあげられますよ。
また、他にもさまざまなプランやオプションもありますので、飼い主様にぴったり合う供養方法を選ぶことが可能です。
- ・デメリット
ペット霊園での火葬は、費用が高い一面があります。しかし、プランによっては費用を抑えられるものもあるので事前に相談しておきましょう。
2. 自治体
- ・メリット
自治体での火葬のメリットは、火葬費用の安さです。自治体で価格は違いますが、おおよそ1000円程度~10000万円前後と費用をかなり抑えられます。
- ・デメリット
自治体による火葬のほとんどが一般廃棄物として火葬を行い、火葬後に遺骨の返却がないことがほとんどです。
また、お別れの葬儀・納骨などの供養を行えないことが多いため、しっかり供養してあげたいと考えてる飼い主様には、後悔が残る可能性が高いでしょう。
3. 訪問火葬車
- ・メリット
ペット専用の火葬炉付き車が自宅まで来てくれて、ペット火葬を行うことができます。忙しくてなかなか火葬場に足を運べない方に多く選ばれています。
訪問火葬車にもペット霊堂同様、さまざまなプランがありますので、飼い主様が自由にプランを選ぶことができます。
- ・デメリット
移動式の車での火葬ですので、あまり大きなサイズのペットの場合は火葬ができない場合もあります。また、自宅近くで火葬を行うので人目が気になり、苦情が出る場合もあります。
トラブルにならないように、事前に火葬業者と相談しておく必要があるといえます。
ペット火葬で人間さながらの丁寧な葬儀をしよう
最近のペット火葬は、人間の葬儀のように手厚く行うことが可能です。また、人間同様にペットも終活を行うことで後悔なくペットと最期の日まで過ごすことができますよ。
ペット霊園では人間さながらの葬儀ができる
ペット霊園のなかには人間さながらの葬儀を行えるところがあります。ひと昔前までは土葬が主流で、火葬もただ火葬をするだけのシンプルなものが多いのが特徴でした。しかし、現在ペットを飼われている方も非常に多く、ペット葬儀も多様化しています。
火葬の前の葬儀はもちろん、献花・末期の水までも行っている場合も。また、火葬後の納骨方法も多様化が進み、納骨堂に納める方法や、手元供養でアクセサリーとして肌身離さず持ち歩く供養方法も増えてきています。
ペット火葬の無料相談料の活用しよう
ペットの死後、突然のことで供養をどうすればいいのか悩まれる方も多いかと思います。しかし、そんなときに便利なサービスがあります。
ペット火葬業者によって異なりますが、ペット火葬について疑問があれば無料で相談を受け付けてくれます。また、ペットの生態についても詳しいスタッフさんが受け付けてくれる火葬業者もあるので、心配なことがある際には相談してみましょう。
供養方法がよくわからないまま、火葬を行い、後悔している方も多いのも事実です。二度とない大切なペットとのお別れは、しっかり相談してうえでお見送りしてあげるのが安心ですよ。
生前相談で後悔のないお見送りを
人間の終活同様に、最近ではペットの生前相談を行う方も増えつつあります。年齢を重ねれば、この生命に必ず終わりは訪れます。ペットの死後は、落ち着いた状態で葬儀プランを調べる時間や、気持ちの余裕がない方が大多数でしょう。
また、ペットが年を重ね介護が必要となれば、まとまった時間をとることも困難に。しかし、飼い主様のなかには、ペットと最適な最期を迎えたいと願い、ペットが元気なうちから今後のことを相談している場合もあります。
多様化したペットの供養方法だからこそ、事前に一番ベストな方法を、ペット葬儀のプロに相談しておくといいでしょう。いつも一緒にいてくれて、癒しを与えてくれる愛するペットのためにできる、最大限の恩返しとなるのではないでしょうか。
まとめ
ペットの火葬は、ペットと飼い主様に1番合った場所を自由に選ぶことができます。
一口にペット火葬といっても、火葬方法にもさまざま方法があります。
ペットの死後にはなかなかゆっくり供養方法を考える時間をとれないことが大半です。ペットが元気なうちから生前相談をすることで、最期の日まで後悔のなく過ごせますよ。
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