インコの火葬はやるべき?火葬後の骨や4つの納骨の種類について
2021年3月14日
小さな身体のインコであっても、大切なペットです。愛情をたくさん注いでくれたインコが亡くなると、気が動転して何も手に付かないことでしょう。
しかし最近では、大切なペットに最期の恩返しとして最適な供養を行いたい、という方がとても多いです。その一方で、最適な供養方法がわからず困っている方が多いのもまた事実。
現在、インコのような小動物も対応している火葬業者もあり、手厚い供養を行えることも多くなっています。ここでは、インコの火葬をやるべきかどうかや、納骨の種類について紹介していきます。
目次
インコの火葬はしてあげるべき?
ペット火葬を行う業者のなかには、幅広い動物に対応しているところもあります。現在では鳥類のなかでも小型の、インコにも対応している場合もあるので、事前に火葬業者に確認してみましょう。
また、犬・猫などのペットと同様に、インコの火葬には合同火葬・個別火葬など飼い主様の希望に合わせた火葬方法を選択することもできます。さらに、人間の葬儀さながらにお経を読んでもらい、献花・花祭壇を準備してくれるプランがあるところも。
また、インコのご遺体を火葬せずそのまま埋葬する方法も可能です。ただ、引っ越し予定のある方は土地売却時のトラブルや、ご遺体の異臭でご近所トラブルになる可能性もあります。トラブル回避のため、埋葬するにしても火葬後に行うべきでしょう。
さらに、インコの火葬は約20分が目安です。身体が大きな動物よりも早い時間で火葬を行うことができるので、どうしても忙しいという方でも、できれば火葬での手厚い供養を行ってあげることが最善といえるでしょう。
インコの火葬後に骨は残る?
インコの火葬を行う際に気になるのが、遺骨をきれいに残せるかどうかですよね。とくに身体のちいさなインコの骨を残すのはとても難しいです。しかし、工夫を凝らしてきれいに遺骨を残してくれる火葬業者もありますよ。
インコは火葬後に骨は残る
インコのような小さなの身体のペットの場合、火葬後に骨が残らないのではないかと心配になる方もおられると思います。確かに、小さなペットの場合、遺骨を残すことはかなり困難です。
しかし、火葬業者によっては火葬の温度・火葬炉などを工夫しているところもあり、ちいさな動物の遺骨もきれいに残すことができます。
火葬後の遺骨の状態は火葬業者によっても差が出てくるので、少しでもきれいに遺骨を残してあげたい場合は、事前に火葬業者の情報を調べ、問い合わせて確認しておく必要があります。
きれいに残った遺骨は納骨して供養を
火葬業者によってきれいに残してもらった遺骨は、納骨をすることで最期までしっかり供養をしてあげましょう。
インコの納骨方法もさまざまで、ペット霊園で火葬を行った場合、そのまま納骨堂に納める方もいらっしゃいますし、一旦自宅に一緒に帰り手元供養を行った後に、気持ちが落ち着いたところで納骨する方もいます。
以下、火葬後の遺骨の供養方法についても紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
インコの火葬後の4つの納骨方法
インコを手厚く火葬で供養を行った後は、今度は遺骨の供養をしてあげましょう。4つの納骨方法のなかから飼い主様に最適な方法を選びましょう。
1. ペット霊園に納骨
ペット霊園での火葬後、そのまま納骨堂へ納骨することもできます。ペット火葬のプロのいるペット霊園ですから、安心して預けられますよね。
納骨堂では個別に納骨できる棚があり、大きさ・場所によって価格も変動します。もし、このように個別の納骨堂に納骨してあげたい場合は、必ず火葬方法は「個別火葬」を選択しましょう。
また、ペット霊園で合同火葬をした場合は、合同墓があり他のペット達と一緒のお墓に入れる納骨方法もあります。みんなと一緒にいられるので、ペットが寂しい思いをしなくて済みますよ。
2. 手元供養
火葬後に返骨をしてもらい、ご自宅で供養することもできます。その場合には、仏壇を用意してあげるのもいいでしょう。
仏壇を遺影・お花で飾ることもできます。また、火葬をしたペット霊園で定期的に法要を開催しているところもあり、個別にお願いすることも可能です。また、手元供養に区切りをつけ、改めてペット霊園等に納骨を依頼することもできますよ。
3. 散骨
火葬後の遺骨を自然に還す、散骨という方法もあります。慣れ親しんだ土地に散骨したり、自然のきれいな場所にまく選択肢もあったり、ペットが安らげ場所を選ぶことが可能です。
ただ散骨は、他人の土地にまくときは許可が必要で、勝手にまくことはできません。トラブルを回避するためにも、ペット霊園等に相談して依頼するのが安心でしょう。
4. プランター葬
自宅に埋葬できる場所がない場合は、プランター葬(プランターの土のなかにご遺体を埋める方法)の選択肢もあります。プランターは、室内・ベランダにも置けるため、大切なペットを好きな場所で安置することができます。
しかし、注意点もあり、異臭・コバエなどの小さな虫が沸くことも。 また、ベランダに置いておくと鳥に掘り起こされる危険もあるので注意が必要です。
さらに、ペットの遺骨はすぐには土に還えらないので、10年ほどの期間は掘り起こさないようにしましょう。
まとめ
大切な家族であるペットのインコは、火葬をして人間と同じように供養することができます。手元にお骨が残せる個別火葬を選択すれば、その後の納骨方法も自由に選べます。
納骨の方法がまだ決まらない場合は、一旦自宅で手元供養を行い、お骨を今後どうするかゆっくり考えることもできますよ。大切なペットのためにも、最適な供養方法で最期まで見届けてあげましょう。
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